Technique-600THz

前夜すべて

26年を10日で 13/20

13/20『READY?』

 

2009年に行われたアジアツアーの凱旋コンサート。ヒットシングル中心にしつつアルバム曲という構成。

前3回分はトニセンカミセン分かれてのコンサートなので、それは6人のやつの完走後にみよ〜という感じです(だから実質17回)。完走した後のクッションを設ける。というかトニセンの活動が終わっていないことによってそれは後でもいいかな〜と思い始めた。

この2010年の前にトニカミの活動が間に挟まったことで、各々の引き出しが増えたりしたのではないかなと推察される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<感想>

GUILTYから始まるのよい。岡田さんソロの後、トニセンパートなの初めて知ったのだけどめちゃくちゃいい。このカミトニで分かれる感じ。

V6のオープニングって焦らしが多いのだけどこのあたりから特にモニターの映像を先出し(しかもシルエット)して、イントロ明けから実体がでてくる演出が使われだしたぽい。

 

一番体が動くし声も出てる時期という評判があるし、実際そうなのかも。逆に言えばその成長ぶりを曲が持て余してる感じもする? こなれてるから予定調和感ある。最初の方が定番曲だからというのもあるかもしれない。あとアジアツアーというチャレンジの凱旋ライブということもあり、ハードルを越えてきた彼らの姿という意味では、そういう完成感?が見えても不思議じゃないかも(ちな翌年からとんでもない進化を遂げるのでそれを思うとより納得する)。

 

TAKE ME HIGHERとかLIGHT IN YOUR HEARTを見ていて思うのは振りがぬかりないな〜ということ。抑えるべきポイントをちゃんと個々人がキメにいっているしそれが確実成功しているというのがいい。あと個人毎のくせが顕在化してきたのもこの辺?

特に三宅さんと長野さんが絶好調!!強くなれとかLIYHの三宅さんの飛び道具的な役割。森田さんが出てくると全体に締まりがでることはよくあるんだけど、三宅さんは意図的に爆発させることができる感じ。あとXTCbeatの長野さんめちゃくちゃきまってた。手の細部がすごく綺麗に魅せられるてるんだけど、全体として長野さんはけっこうガッツリ踊るタイプなのでそれが融合されてるのがいい。

 

カミセントニセンで一旦別の曲やってから6人の曲に戻るとまた一段ギアが上がる感じがするのが不思議ポイント。3人ずつでそれはそれでカラーがあり結合力があるのを足し算するとストレートにいい化学反応が生まれてるという。普通3人だと不安定になったり、逆に6人だとまとまらなかったり、というのがありそうなものなのに。

カミトニの曲の方が強度がある感じだな〜。と思ったら後半は結構強度高めの曲が続いているかもしれない(メドレー以外)。

 

RADIO  MAGICめちゃくちゃいい〜〜〜〜なにこの多幸感!曲もかわいいし演出もかわいいし6人もかわいい。あと衣装もいい。冒頭の六色ビビッドより薄めライムグリーンとサマーブルーのこっちの方が似合ってるな。踊りましょう〜〜て言うてその後トニセントロッコでニコニコしてる井ノ原さんが大優勝。あと「何度も何度も夜を重ねて」を歌う坂本さんも大優勝。

 

わちゃわちゃして会場を駆け回り、花をファンの方に配っている彼らなのだが、次の曲Airのために中央に集まったとき、そこには6人の空気が流れていて、こういうところが好きなところ。ファンに対するサービスからは離れた、ほかでもない6人のための空気。

Airの出サビの井ノ原さん、20周年コンがすごく絶妙な入りで最高なのだが、今回も最高だったのでどのAirでも最高なことがわかった。

星が降る夜でも、1サビの長野+森田ハモが本当にいい。続く坂本+森田ハモも。森田さんがたぶんすごくいいんだと思う。キャラメルボイスかつ低め、音韻をちゃんと踏む感じ。

Air→星が降る夜でも→オレンジの構成めちゃくちゃいい。構成が20周年コンと似てる気がする、もしかしてこのコンサートを参考に組み立てる?

 

ここからメドレー。BEAT YOUR HEARTのギアの入り方がいい。リリース当初だと勢い余って若干崩れ気味のBYHって感じでそれはそれで燃えたのだが、この時期にやると完全に乗りこなせているので鬼に金棒的な、そういうキラーソングになっていた。

 

台宙ありのMFTPからの羽根???まさかの羽根じゃん???てなってからのビデオ編集が神がかっているなど。最終曲が羽根なのはずるいよな〜〜。大サビ前ブリッジの坂本さん、「でも大切なのはそんなことじゃな↑い」になったのこの時が初めてかも。三宅さんいつもこの曲やるとき泣きそうになってるんだよなあというのを再確認。

※追記0924 森田さんボロボロに泣いてない??ということに気づいてしまった

 

アンコールの服かわい〜

 

ドキュメンタリーのインタビューで、井ノ原さんが「間を埋めるために常にダンスをいれてたけど、それしなくてよくなった」ということを言っていたり、「アイドル像もまた変わってくるよね」と言っていたり、変化のことは常に考えている模様。

 

15周年といいつつまだ終わらなさそうという感じで、先は見えないのだけどまだ一緒に楽しめるんじゃないか、とか思わせるようなライブでした。まだ何かやってくれるんじゃないか、とか。これで本当に安定期に入ってしまったら辛いのだが、そうはさせないのがV6なんだな〜〜というのは次回ではっきりする。