Technique-600THz

前夜すべて

26年を10日で味わい、そして喪失する 序

 タイトル通りです。ぶいろく。

 深入りするとまずいと思い今までずっとセーブしていたのが、たがが外れてしまったために過剰摂取そして案の定心を打ち砕かれました。純粋にすばらしい部分はもちろん、自分の性質にどんぴしゃりでしたので(客体を見る主体を射殺すように、完璧かつ職人技的に泳ぐように客体をやること、そして射殺す主体に転じ、主体だったひとを客体に転じさせることで翻弄すること)、これはもう避けようのない邂逅だったのです。しかたねーーー。そして最後まで掌の上で踊るために3月中にすべてのコンサートなどを改めて一気見して味わい、かの日の彼らを見届け虚脱に陥るという、そういう試みです。ほんとうに好きなものが好き過ぎて見られなくなってしまうタイプなので、最後のコンサートをまだ見ていないんですよ、愚か者ですね。他者にこんなに思い入れられるなんて気持ち悪いだろうな。

 あと自分ではっきりさせておきたいのは、自分には彼らを純粋に消費することができないという卑怯さがあるということ。特に当時の事務所特有の(これはかなり根深い)彼らの置かれた環境が過酷で醜悪ともいえる一面を持っていて、かつ、その環境が彼らの唯一無二の性質を作り上げた要因であること。その背反した背景を知りながらファンとして純粋に応援するというのは割りに難しい。それゆえの卑怯な、こんな後追いの狂いを自分にゆるしています。会場に行って応援するなどはなにか自分にはひっかかりがあったんですね。しかし直接の応援というのは彼らにとっては必要なものではあると思うので、掌の上で転がされる覚悟が本当の意味では無いのかもしれないですね。

 ささやかに追っていたのもあり、既に得られる情報と円盤などほとんど目を通しているので、改めて凝縮していこうという、そういう10日として3月を過ごします。こんな春休みもわるくない。あとこんなにハマるのが自分でも面白いので、各コンサート(ドキュメンタリーも)の感想や分析を更新していきます。誰得。数えたところ公式ファンクラブ上で配信され確認できるコンサートは20個あるので20回連載の記録です。PVもなかなか奥が深いのでそれも気が向いたら感想を書いていきたい、、、、。雑記です。まじのオタクの文章みたいになるし他人は見なくていい。ポピュラーな文化に身を置けるというのが幸福なことだと思ったりする、今日この頃。

 

 

 

 そしてこれを糧に毎日たくさん勉強も制作もするのが自分というものです、いきろ〜〜